プリントゴッコの終わり

私がプリントゴッコを初めて見たのは、1979年の7月か8月。夏休みの小学校職員室に大学生の私がたまたま居て、そこへプリントゴッコのセールスに現れた人が居たのだ。


まだ、サークル内での広報や演習のプリントをボールペン原紙で切っていた時代のことなので*1、フラッシュで原紙が作れる、というのは新鮮だったし、インクを、ローラーを使わず、直接押さえつけることもあって、複数の色を使うことができる、というのにもおどろいた。


1983年頃からは、研究会の案内葉書の作成にプリントゴッコを使っていた。後にワープロを導入した際には、ワープロで原稿を作ってインクリボンで印刷し、それで原紙を作るようにもなった。


1990年以降はプリントゴッコには触れていなかったのだが、4年前の師走のこと。カラープリンターの異変に気付いたが、いろいろ考えて、プリンターを買うのではなく、プリントゴッコを買った。


私は、パソコンのプリンターが嫌いで*2、宛て名のことを考えず、本文の印刷だけを考えるのであれば、断然、プリントゴッコの方が好きだ。印刷時のストレスが小さいのだ。


年に一回しか使わなくても大丈夫だし。


消耗品、どれぐらい残っていただろうか。

*1:サークルで使っていたは手動の輪転機で、研究室で使っていたのはローラーで転がすもの*だった。

*2:ただでさえ嫌いだが、葉書のような厚い紙に印刷するのは、一段と嫌いだ。