和本教室
http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/100003313.html
こちらを見て気付いたのですが、
『図書』6月号から始まった中野三敏先生の連載「和本教室」には「ワホンカウシツ」と振り仮名が振られているようです*1。
「ケウシツ」でなく「カウシツ」ならば、これは漢音。これを漢音で読むのならば「和本」も「クヮホン」と漢音で読んだりしないのだろうか、とも思うのですが。
「和本」も「教室」も和製漢語っぽいし。
中野先生の和本教室と言えば
大学の一部屋を借りて、博多の若手の古本屋さんを相手に、ボランティアの板本書誌学寺子屋を始めた。(中略)月に二度か三度、その度にお茶代だけ貰って、それを研究室の運営費に流用したりした。
『本道楽』p269
お茶代を集めた一人が私です。
連載と言えば
彷書月刊の連載は本にならないのでしょうかね。
*1:何かからの集字のように見えますが、振り仮名ごと、持ってきているのでしょうか。「和」の振り仮名は左。