子どもにせがまれて古本市場へ行くと、文庫の105円セールだった。どのような具合に105円セールが行われるのだろう。
ともあれ、20冊ばかり買う。なぜか2100円ではなく、2037円だった。

走れナフタリン少年 (中公文庫)

走れナフタリン少年 (中公文庫)

を見て、子どもに、
下駄の上の卵 (新潮文庫)

下駄の上の卵 (新潮文庫)

を読ませようと思った。でも、これ、たしか
新潮文庫の絶版100冊

新潮文庫の絶版100冊

に入っているから、ってんで処分したような気がする。

なお、

「走れナフタリン少年」という奇妙な書名は、北宋社の編集者、高橋丁未子さんがつけてくれた。いつも戸棚の奥にしまわれているナフタリンのような……
とのこと(「文庫版のためのあとがき」)


中空 (角川文庫)

中空 (角川文庫)

これは、作者が同じ大学出身*1ということを知っていたので手に取ったのだが、同い年らしいし、参考文献に、木部暢子『鹿児島県のことば』ISBN:4625522463竹取物語などがあがっていることから購入。
また、著者は奄美大島在住で、これも私となにかしら縁がある。一字姓についても書いてある*2

*1:作家はあまり居ない(小説家は、九に満たない)。

*2:私の姓は、祖父の代に二字の姓にかえたものである。永六輔『坂本九ものがたり 六・八・九の九』について書いたときに、書いたつもりでいたが、はてなにではなかった。ここ