『新聞記事のスタイル』1964
『新聞記事のスタイル 漢テレ・ハンドブック』 昭和39年版
共同通信社
団体名義の著作物なので、刊行後五十年で、著作権切れ。
https://app.box.com/s/14e8woy9gkbus65cbjf98quch5l1va5i
はじめに
共同通信社と加盟新聞社を結ぶ漢テレ体制が、本格的に動き始めて間もない昭和三十六年二月に、送受信双方の漢テレ関係実務者のための漢テレ・ハンドブック(三十六年版)を作った。
このハンドブックは、新しく出てくるワク外文字のコードを追加補正していく必要もあるので、一年ごとに改定版を出していく計画だったが、コード表の補正が案外少ないことから、三十七、三十八年度はとうとう改定版を出さずじまいに終わった。
しかし三十七年秋に記事の送信フォームをいわゆる「十五字打ち」に踏み切ったために、三十六年版ハンドブックは、コード表を除いてはほとんど用をなさなくなった。また漢テレ導入当初むずかしいと思われていた運動記録の横打ち処理が、共同、加盟社の研究と努力によって次々に開発されてきた結果、漢テレ運用上の約束や送信フォームについて、送受双方の間で改めて確認しておかねばならぬ事項がたくさん出てきた。
ことに三十九年秋の東京オリンピック大会の大量の記録を敏速、正確に処理するためには、関係者間の漢テレ運用についての意思統一と習熟がいちばん大切な前提となる。
そこで、三十六年版の内容を一新してこの「改定版」を作ることにした。
「改定版」では、すでに関係者の間に常識化した漢テレ盤面漢字部首別配列ピン度表や音訓びき配列表、関係機器の仕様一覧表などを落とし、かわりに新しく漢テレに対応する「記事の書き方」をまとめて収録した。
これは、既刊の「記者ハンドブック」は用字用語に重点がおかれているし、三十六年版漢テレ・ハンドブックは、パンチャーの手引き書的な性格が強かったので、その谷間を埋めて、漢テレ時代の新聞記事のスタイルブックの役割りをねらった次第である。
しかしできあがったものは、帯に短く、タスキに長いものになった。今後各位のご助力によって、よりよいものにしていきたいと願っている。
昭和三十九年三月
共同通信社
記事の書き方
記事の基本型
わかりやすい記事を書くために
正確
簡潔
平易
その他
漢テレ一般記事の書き方
住所、職業、姓名、年齢の書き方
地名、国名の書き方
人名の書き方
姓名の書き方
固有名詞中の当用漢字について
肩書きの書き方
敬称の使い方
名前をかくす場合
年齢の書き方
死亡記事の書き方
中国、朝鮮の人名、地名について
句とう点と符号
句点
とう点
中点
引用符
カッコ
くり返し符号
数字に用いるとう点・中点
その他の符号
時の表記
年月日の書き方
時間の書き方
その他の書き方
使ってはならない事例
漢テレ一般記事のフォーム
原則
一行十五字組み
十行以内で改行
見出しは十三字以内
項目別行替えも一字下げ
リードの扱い方
長文ニュースの送信
訂正、追加、削除、そう入
発信地のつけ方
内信関係
外信関係
国会記事
政治、国会関係の用語
施政演説、本記
本会議、委員会
採決
人事指名、任命
法案可決
公聴会
詔書
おことば
議長式辞
両院の勢力分野
談話の扱い方
一問一答、座談会
個条書き
時の人、政界談話室、政界財界
知事選挙立候補、開票
辞令
略語の扱い方
注の扱い方
編集者注意の扱い方
例外
俳句、短歌
特別フオームもの
漢テレパンチング上の注意
漢テレ運動フォーム
フォームの書き方
競技種目の書き方改定
パンチング上の注意
競技種目名などのフォーム
きょうのスポーツ
きょうのプロ野球
勝敗表フオーム
野球
ソフトボール
庭球
軟庭
卓球
バドミントン
球技のテーブルの書き方
サッカー
ハンドボール
ホッケー
ラグビー
アメリカン・フットボール
バスケットボール
バレーボール
アイスホッケー
スキー
陸上
水泳
スケート
駅伝
自転車
馬術
ボクシング
レスリング
重量あげ
大相撲
相撲
柔道
剣道
フェンシング
弓道
体操
ヨット
ボート
ゴルフ
射撃
近代五種
囲碁
米大リーグ
3クッション
運動記録横打ちフォーム
横組みの要領と指針
陸上
マラソン
自転車
水泳
ボート
重量あげ
体操
ライフル
スケート
スキー
ヨット
馬術
きょうの競技日程
横組み記録の国名表示表
漢テレ文字コード表(付録)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I025189630-00
国会にないのか。
裁断したの、捨てにくくなる。
