稻花粉症

昨日から花と目がおかしいので耳鼻科へゆく。

待ち時間の途中、昨日届いた古書目録で、古書店に電話を掛けるが、案の定、売れていた。値段の付け間違えではないかと思うほど安かったのだ。

それは、日本書房からきた目録で、「明治三十八年 語法上の術語制定案 口語文法制定案(起草委員会) 保科補助委員」という表紙の見える資料である。保科は保科孝一。目録の説明によると、「芳賀矢一大槻文彦提出議案」で、紙数121枚という。これで五万円は安い。同頁の「[福田恆存]]草稿「国語問題論争史」」(四百字詰45枚)の二十万円や、隣頁「大槻文彦自筆「金氏中山館碑」(四枚)の四万円と比較すると、安さが感じられる。付け間違いだとしたら本来の価格は幾らだろう。

他にも欲しい資料はあるが、あれもこれもと買っていたら、大変なことになる。で、今のところは何も注文していないのだが、あとから後悔することになるかも知れない。