台北

午後は、先達に導かれて古本+αめぐり。


まずは光華商場のあたりへ。
百城堂書店*1

このあたり。

学士会台湾支部の名簿があり(昭和11年ごろ)、心が動いたが*2、値段を聞くと1500圓とのこと。80頁程度のものでもあり、学士会の名簿に載っていない人はこれにも載っていないだろうと考え、買わず。
昭和9年の『国民百科新語辞典』、800圓というのはちょっと高い気もするが、これをお土産にする。

光華商場では、何も買わず。MRTに乗って台大近くへ。一軒は閉まっている。銀だこ近くの雅舎二手書店は開いている。『文鏡秘府論』のうち一冊は、手書きのものの影印で、『詩話叢書』を手写したと書いてあるような気がして戻したが、もう一冊は江戸期の版本の影印と思われるもので返り点・振り仮名・送り仮名があるので(もちろん100圓と安いので)、購入。

二軒ほど寄り*3、その後、南天書局という、台湾史関係の本を覆刻している店に行く。

アミ族の人が1951年から日本語でつけた日記*4

全5期の揃いは13000圓。伊沢修二による台湾語(「土語」)のカタカナ書き用の文字改変あり。
さすがに視話法は使わなかったのだな、などと思う。

東方孝義編『台日新辞書』1400圓は重たかったので買わず。

*1:『台湾書店地図』の場所(新光華商場地下)からは移動している。広くなったとのこと。

*2:浅井恵倫・幣原坦らあり。

*3:『台湾書店地図』を見るに、古今書廊と公館旧書城か。

*4:日本版ありISBN:4938718847