古本たすき
◎一ヶ月に通う頻度は少ない。考えてみるとブックオフ・ブックマーケット・古本市場・復活書房や小さな新古書店以外の古本屋に行くことは実に少ない。通勤途中のo書店は、店頭の210円均一を覗き込むぐらいだし、その近くの書店kは何故か行ったときには「すぐ戻ります」の札が掛かっているコトが続いた所為であまり足を伸ばす気になれない。梅田に出れば、かっぱ横丁か萬字屋には行きますが、不定期です。月に1・2度か?
◎最近買ったもの。
今日、職場近くの商店街の中にある小さなお店で、教養文庫の『青年と自信』を100円で。現代教養文庫は、ビジネス書やゲームブック以外は買いたくなるものが多い感じ(安ければ、だが)。「塩尻公明・本多顕彰他」と背表紙にあるが、他に青野季吉、谷崎精二、気賀健三、木村健康、原田実、佐藤朔と、受験生三人の記録が載っている。昭和26年初版の昭和48年46刷と刊記にあるが、巻頭「はしがき」には「昭和三〇年」と見え、受験生の入学年度からすると、昭和30年の方が正しそう。
◎100円均一等でうれしかったもの
これが思い付かない。小さな喜びはしょっちゅうある。特に、京都の下鴨や百万遍、大阪の天満宮、四天王寺での古書市の百円均一コーナーは喜びの機会が多い。『校本萬葉集』が転がっていて1-10まであったり、『萬葉集古義』が12冊まであったり。ただ、これらは喜びよりも、心配も感じます。この手の本を在庫していてくれる古本屋さんが、なくなってしまうんじゃないか、と。
思い出しました。純粋に嬉しかったのは、カッパブックスの小松左京『日本アパッチ族』初版帯付き、です。地方の駅前古書店の均一で買いました。200円だったかもしれません。
◎好きな古本屋を三軒
京都の尚学堂。店頭の二〇〇円均一に和本があるうれしさ。
水道橋の日本書房。東京に行ったら、ほぼ行く。同じ国語国文学を扱う八木書店(*)が隙のない値付なのに対し、店頭の台が楽しめるし*1、店内の本も面白いものを見つけることが出来る。西秋さん(*)も結構好きだが、道を間違えそうになる。
もう一軒はどこにしよう。福岡から一軒選ぼうか。薬院の幻邑堂*か、六本松にあって雑餉隈に移った清原書店にするか、あるいは北九州の佐藤書店でもいい。幻邑堂は場所が移ってから行ってないし、清原書店は今あるのかわからない。佐藤書店にしよう*2。
○初めて行った古本屋(ハジフル)
福岡市東区千代町にあった、明文堂書店か山内書店。記録によれば、1978.3.6(月)に、明文堂書店でハヤカワ文庫JA*3の藤本泉『オーロラの殺意』を240円で(定価320円)、同じ日に山内書店で、岩波新書の『日本の歴史 上』井上清を240円(当時岩波新書は定価300円程度)で買っている。これが、古本屋で本を買った最初だと思う。
この両店、共に昭和の内に消えた。
○訪れてみたい古本屋(かねたくさんid:kanetakuの追加したもの)
ささま。最近blog上でよく話題に上るのですが、一体どんなところなのか、見てみたいと思います。