夕霧

センター試験に源氏物語の夕霧の一節が出たとのこと。夕霧の、だいぶ後ろの方である。 源氏物語大成の本文 三条殿かきりなめ りとさしもやはとこそかつはたのみつれまめ人の心かはるはなこりなくなむと きゝしはまことなりけりとよをこゝろみつる心ちしてい…

パブリック・ドメイン・デイ

国会図書館のデジタル化資料の方が、予想以上に著作権切れの資料をフォローしておられるようなので、私の方は去年までほどは、用意していないのですが、それでも少しはあります。 1963年に亡くなられた方の中で、うわづらファイルを用意した方々。 佐佐木信…

仙台

仙台は6ー7年ぶりかと思ったが、8年ぶりのようだ。 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20051114/1131967652今回も帰り際に火星の庭に寄る。前回は日曜に泊まらないといけなかったので、月曜日にいろんな古書店に行ったようだが、今回は急いで帰る。 其の頃はなか…

なります問題その後のその後

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20120421/1334976572 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20050501/1294962613 これと関わる話題が、 http://togetter.com/li/592307 ツイッターで話題になっている。「四歳になる娘」問題である。 上記の中で、 「コーヒーになります…

金沢

団体行動の間隙をついて金沢文圃閣へ。 書物蔵さん寄託(?)の、『高松敏男書誌選集』などを購入。

面白い

『マンガ文献研究』は、第6号も大変面白い。 http://d.hatena.ne.jp/ucodou/20130706

お勧めです

どんくさいおかんがキレるみたいな。―方言が標準語になるまで (新潮文庫)作者: 松本修出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/04/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る

古本文化

http://www.nijl.ac.jp/pages/research/activity/ninjoji_ono/ninjoji_ono.html これは、戦前の古本文化研究のためにも、よい資料だと思います。 小野文庫所蔵忍頂寺務宛書簡目録・解題(附・差出人氏名リスト) 内田宗一 など。

パブリック・ドメイン・デイ

あけましておめでとう御座います。 昨年末で、以下の方々などの著作権保護期間が満了いたしました。 http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/keywordlist?word=%EF%BD%9E1962 とりあえず、以下を公開いたします。 https://www.box.com/s/gz9f7q9vi5e4w3jh9hhu 柳田…

古本文化史

なにわ古書肆 鹿田松雲堂五代のあゆみ (上方文庫)作者: 四元弥寿,飯倉洋一,山本和明,山本はるみ,柏木隆雄,四元大計視出版社/メーカー: 和泉書院発売日: 2012/11メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (1件) を見る古本モノ、皆買うべし。 *

近デジの併合

先日*書いた、 h ttp://kindai.ndl.go.jp/BIBibDetail.php?JP_NUM=(全国書誌番号) の件、全部、繋がらないようだ。 h ttp://kindai.ndl.go.jp/BIBibList.php?tpl_keyword=(検索文字列) も、駄目だが、こちらは h ttp://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?s…

カタカナの時代

面白いものが出てきたので、載せておく。 1979年1月に行われた第1回の共通一次試験。 カタカナの時代である。 「エ」がちょっと下寄りなのは何故だろう。「ニ」もちょっとそうだが、エよりはマシ。鉛筆がHBでなくて、Hだったというのは忘れていた。 参考 htt…

URLよ、永遠なれ

近代デジタルライブラリーが、統合後もURLの移行をしないことを決断したのはとてもよかった。とはいえ、七日の移行は、ちょっと不安である。 いや、七日の移行は大丈夫だとしても、その後、いつか変わるかも知れないのが不安なのだ。 h ttp://kindai.ndl.go.…

末広書店が

東梅田の末広書店が6月に閉店するとのこと。

「なります」その後

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20050501/1294962613 の続きを書かねばと思っているが、出来ていない。 メモだけしておこう。 榊原昭二「世相語散歩」(月刊言語1990.3) 二点とか三点とか買ったとき「△△円になります」というのは抵抗がないが、一点しか買わな…

経年日記

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/____0401

パブリック・ドメイン

没後五十年となった国文学者で忘れてならないのが、 ・笹野堅 で、『著作権台帳』や『人物物故大年表』によれば、 1961.11.6歿 である。http://kasamashoin.jp/2012/01/2012_6.html 小林存「方言交流論」とか、中山久四郎の漢字音関係のものとかも、出したい…

赤堀又次郎

ゆまに書房から、書誌書目シリーズで、書物通の書物随筆というのが出て、その中の2冊が赤堀又次郎、読史随筆と紙魚の跡。 http://www.yumani.co.jp/np/isbn/9784843336861書物通の書物随筆 第1巻 読史随筆 (書誌書目シリーズ 97)作者: 赤堀又次郎,宮里立士,…

大文字メモ

享和二年に曲亭馬琴が大文字の火について書いている。 大文字火は十六日夕方より同時に火を点す、誠に一時の壮観なり。はじめに妙法の火、次に左り文字の大字、次に大文字なり。十六日昼より雨ふり黄昏に雨やみぬ。しかれども今夕大文字は火をともさず、十七…

カウント

この「くうざん、本を見る」のカウンター表示数を、 http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/kuzan/ のカウンター表示数が超えたことに気づいた。 嬉しいものである。 http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/keywordlist の数は入っていないが、こちらの方が、本体とも言…

ひとりびとりのひとびと

国語辞典類で、「ひとりびとり」が首見出しのものが多いようだが、それはさておき。 青空文庫の検索(ひとりびとり or 一人びとり)漱石の「坊っちゃん」は、ルビ部分である。自筆原稿にはルビはない。上記検索から漏れるものとして、 http://mirror.aozora.…

岡本綺堂「半七聞書帳・三河萬歳」

文藝倶楽部の二五巻一号というのが出て来た。 それに岡本綺堂「半七聞書帳巻の一 三河萬歳」というのがあった(pp.2-29)。 捕物帳ではなく聞書帳なのだな、とも思いながら、現行のものとどれぐらいちがうのだろうと、青空文庫のものを見てみた。 http://www…

異伝

「でんでらりゅう」の歌に初めて触れたのは、Wikipedia*にも書いてある「屋台のおっちゃん」の歌。 次は、合唱曲か。三善晃の無伴奏混声合唱曲「おてわんみそのうた」に入っている「でんでれずんば」であるが、この組曲は「東京のわらべうた」という副題が…

コンビに安心、都合がよい

いつから「コンビニ」? http://d.hatena.ne.jp/L-Komachi/20110113/1294923452 の件。 見坊豪紀『現代日本語用例全集』第二巻によれば、日経新聞には、1974年に「コンビニ店」、1980年に「コンビニ」の例がある。ともに見出しとのこと。 「コンビニエンス・…

年賀状

斷腸亭日乘 昭和六年 ・正月四日、晴れて暖なり、午後神樂阪の鶴福に徃き園香を招ぎ夕餉を食して歸る、燈下新年の賀状を閲す、文士画工の年賀を機會となし自家の抱負をれいれいしく廣告するもの尠からず、實に厭ふべきものなり、醫者辯護士等の廣告がはりに…

和本リテラシーと電子化と翻刻

池澤夏樹編『本は、これから』岩波新書 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1011/sin_k557.html に収められた中野三敏先生の文章を読んだ。 和本リテラシーを高めようと言う話だから知っている話だと思って安心して読んでいたが、驚かされた。 …

幻の元禄肩凝り

矢野忠「「肩こり」とその背景」(『全日本鍼灸学会雑誌』四十六-二、一九九六年*1)に、「元禄元年(1688年)に出版された浅井貞庵の『方彙口訣』下巻の肩背痛の項」と、「天保2年(1831年)に発刊された『医療察病考』の肩背痛の項」に用例があるとの指摘…

熟字訓と言えるのか縮約

satopyさんの苗加を見て思い出したのですが、JRの尼崎から大阪に行くときに見える看板。大きな地図で見るこれ、「かね+ない」が縮約した、と考えてよいのでしょうかね。 あるいは「内」がネエになって、「かね+ネエ」だったり、まさかね。 矩をカネと読む…

また出た夏目漱石の肩凝り

昨夜のテレビで、また漱石が「肩こり」という言葉をつくった、という話が出ていた。 『たけしの新・教育白書〜「学び」って楽しいぞSP』 の、 「“教えの達人”の特別授業 「今だからこそ面白い!国語・算数・理科・社会」」 の「国語」枠であったと思う。 「…