2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

プライベート

昨日、書物奉行さんのことを書いたが、http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/を経由してのアクセスがあったので、行ってみると、「1ヶ月ほどプライベートで運用したあと全面公開したいと思ってます。」とあった。楽しみに待ちたいと思います。

本を人に見せる

ちょっとズレるが、思い出した話。中野三敏先生の『本道楽』講談社ISBN:4062117932氏の逸話。本屋のサービスというものは、安く売ることだけではなく、本を人に見せることを嫌わない人に売るのが第一だ、とも言われた。(p211)複製本が出ると本の値段が下がる…

二冊買い

私も、既に持っていると知っていて二冊目を買うことがある。おおむね、それが安い場合だ。特にそれがよい本だと知っている場合、買いたくなる。こんなにいい本なのに105円なのか。このまま誰も買わないと、故紙になってしまうのではないか。そうでなくても、…

いずみ通信

仙台の学会会場でもいただいたが、和泉書院の『いずみ通信』が送られてきた。 以前書いた紅野謙介氏のオンライン版文学事典の話の他に、谷沢永一の「図書館学」についての文が載っていて、書物奉行さんを思い出す。言語学出版社フォーラム、というのがあるら…

melma!Blog

web

メルマのブログがサービス終了だそうだ。十一月末で廃止にしてすべて削除と言うことらしく、慌ただしいことだと思う。ちょっと更新を休んでいた人が、久しぶりに更新しようとして、なくなっていることに気付く、ということもありそうだ。そういえば、tkcity…

人名の読み方

狩谷エキ斎の「エキ」の字は、木偏に夜。「これは国字だからエキと読むのは間違い」という説がある。「ヤと読まねばならない」と。なぜ、国字だったら、諧声符の単独の時の音で読まねばならないのか*1、という疑問はあるが、それはさておき、木偏に夜の字は…

info

pc

info@...で来るメールは、まず、はてなからのコメントなどの通知。シーサーからの通知も、そうだ。 他に、ゆまに書房のメールマガジン、電子文庫パブリ新着情報、かな。 このうち電子パブリだけ.comであとは.jp。info@で来るスパムメールの大半は.comなのだ…

立ち読み

今日発売の週刊新潮のブックレビューは大野晋氏が丸谷才一『笹まくら』をとりあげていた。肩書きは「国語学者」。

誤植にあらず

先日書いた*『世界童謡集』は、冨山房百科文庫に入っている、西條八十・水谷まさる訳のそれであるようだ*1。p389に「悪魔」が載っていて、ロバート・ヘリック*によるという。表記も改行も全く一緒だった*2。 http://www.poemhunter.com/robert-herrick/poet…

青空文庫の本

野口英司編著『インターネット図書館 青空文庫』はる書房ISBN:4899840721DVD-ROMに青空文庫が全部入っています。ザ芥川もザ漱石もなんのその。(澁江抽齋が入ればザ鴎外にも近付いたはずだが惜しくも間に合わず。でも蘭軒は入ってる。)太宰も沢山、賢治も沢…

タミフムたりうる

仙台では、すれ違ったと思われる「ネ言」さんのところ*で、タミフルとタリウムが混乱する話が出ています。タリウムはタウリンと混乱する声もよく聞かれ、こちらも語形の類似を感じますが、タミフルとは語形に加えて*1、ともに新参入という共通点で混乱する…

冷汗コインロッカー

巡る前に仙台駅でコインロッカーに荷物を入れようとしたら、お金を先に入れないと扉が開けられない仕組みになっていた。これでは自分の荷物がそのロッカーで適当なのか、もうひとつ大きいロッカーでないといけないのか分からないではないか。でも、普通サイ…

ブックカフェ・火星の庭

店内では渋い歌が流れている。「日本語を話せよ、日本に来ているアメリカ人」みたいな歌もあった。 とりあえず選んだ本3冊のお勘定と、ランチの注文の際に伺うと、友部正人の新しいアルバムだとのこと*1。友部正人といえばH先生のおハコの一つだ。「ご存じ…

また出た堀籠美善

一番町の南の方をめぐる。二十年前も多分このあたりに来たであろうと思うが*1、記憶にはない。 好古堂 『類句作例 書翰大辞典』大正4.2.20 十版 集文館編輯所 \1000 「序言」を見ると、またお会いしました(参照)、堀籠美善さま。『模範作例 書翰辞典』昭和…

仙台駅前のブックオフ

文庫本と新書を中心に五冊ほど購入。高田時雄・阿辻哲次『漢字ワードボックス』大修館書店ISBN:4469231339なかった。\105 川本信幹『21世紀を生抜く日本語力』明治書院ISBN:4625421144\105

最終日

夕方からの会議とその慰労会を終え、日程が終了する。 ホテルでテレビをつけると、NHKアーカイブスで皇居の何かをやっている。入江相政侍従長が映っている。「ななじ にじっぷん」とか言っている。 書陵部も映る。古文書、「江戸時代まで」ってことはないで…

方言採集

んだ じいばあ おっぴさんみな大事 ぎりすべかかすな 人さかつけではわがんね 人さごしばらやかんすな ばくち事はほでなすごと よくたがりとすわぴり どっちもどっちも はつけなどはっかくせ かごかしてはなんねと、慰労会会場*に書いてあった。そういえば、…

男女の印

懇親会場*でお手洗いに行くと、入口の「MEN」と書いた下に、松の絵が描いてある。色は黒である(地は金色)。さあ、「WOMEN」の方は何が描いてあるのだろう。「松に鶴」「松に梅」「雄松に雌松」など想像するが、残念なことに、「WOMEN」は行き止まりの場所に…

仙台南方

萬葉堂鈎取店に行こうとバスで出かける。バスの本数はあまり多くはない。掛かった時間は忘れたが、料金は370円。降りるとすぐであった。さほど時間がないので、一階はざっと眺めるだけにして地階を見せてもらう。方向感覚がおかしくなりながら見てゆく。なか…

思い出した話

ファイル圧縮ってありますよね、冗長な部分を削っていって内容を損ねずにファイルサイズを小さくするの。データなどを圧縮すると元に戻せるけれど、画像なんかは元に戻せない圧縮もする。非可逆圧縮ってやつ。話し言葉を書き言葉に改める作業もそれに似てま…

バス代を惜しむものは一時間に泣く

方言研究会の一人目、白岩氏の発表を聞くべく、仙台駅からバスに乗ろうとするが、乗り場がわからない。歩いて行こうかと思ったが、見ていると「戦災復興記念会館」の文字が見え、しかも100円とかいう表記が目につき飛び乗る。ちょっと変わった形のバスである…

夜の会

夜の会は、C論のための集まりだが、会場は食べ物のおいしいところだった。会議要員が揃うまでは、仲良く食べていたが、会議要員が揃い、テーブルを分けているうちに、非会議要員が美味しそうなものを食べていて、会議要員の一部は気もそぞろとなる。会議を…

仙台入り

職場から直接、空港へ行き19時前の飛行機に乗ろうとすると、KGUのKさん、KKUのYさんの姿が見える。 仙台につくと、KSUのTさんより電話。落ち合って、Yさんと三人で夕食を食べる。Kさんは残念ながら別件があるとのこと。仙台の街は、恐れてい…

先日の収穫

俳句編集部『現代俳句用語辞典』目黒書店 昭和26.6.5 神田秀夫跋 「古語めかし」の語が拾えそうである。「あおと(足音)」「あさよ(浅夜)」「うなさか(海坂)」「たまゆら」。 漢語では、「雨情」「試歩」といったもの。「あぐむ」の例句が、「吸ひあぐね…

楽しくないゴミあさり

本の題名や著者名でググって見て嬉しいのは、知らなかった情報が得られたり、知っている情報であっても、目次などが打ち込んであったりするページに行き当たるときなどである。古書店の在庫リストに行き当たるのも、まあよい。自分が買ったのよりも安かった…

ここで聞いたが百年目

「面白いに違いない」と書いた*「百年前の音」を聞きに行かれた感想が、「はてなの茶碗」11/5で書かれていた。やはり面白かったようだ。 いろはの区切り方については、「ことば会議室」に記事がある*。特にこのあたりに百年前の件。

♥収穫♥

四日のこと。吉田奈良丸講演『大和桜義士の面影』前編・後編が揃って、三冊500円のところにあったので、拾い上げました。大正九年のものです。開いてみると♥の文字やそれのひっくり返ったもの(以下「♠」)が目を引きました。本文冒頭を見ると、「♥と♠の間に…